2016年8月9日火曜日

海外の大学受験事情

こんにちは! アシスタントアドバイザーの蒲です!

みなさん夏休みいかがお過ごしでしょうか? 
この季節はお祭りや甲子園、特に今年はオリンピックがあり誘惑の多い季節ですが、そんな誘惑に負けそうになったときは、マナビスに来て強制的に勉強するしかない環境に自分を追い込みましょう!!

さて今回は受験うんちくということで、海外の大学受験事情を紹介したいと思います!
海外に目を向けると、日本の大学受験戦争はまだまだ緩く、またチャンスに溢れていることが分かります。

[アメリカ]
結論から言いますと、アメリカには日本のような大学入試というシステムがありません!
代わりにGPAと呼ばれる高校4年間通算の成績とエッセイが課せられます。
なので、高校一年生のときにサボっていましたが、2年生からは頑張って成績を上げました!と言っても時すでに遅し。 名門大学に入りたい場合、4年間少しもサボることは許されません。。。。

また、エッセイがかなり重視され、自分がどんな人間であるか、またどんな価値観を持っているかをそれまでの人生を振り返りながら主張しなければいけないので、総合的な人間力も試されます。つまり、名門大学に入学するには、常に努力できる意志の強さと高い成績を残し続ける頭の良さに加えて、人格という鍛えるのが難しいものまで必要なわけです。 センター試験や2次試験で一発逆転が可能で、単に学力のみで評価される日本の大学受験よりもかなりシビアであると言えるでしょう。

[中国]
中国は日本のシステムととても良く似ていて、全国統一大学入学試験「高考」というものが6月に行われます。ただ日本と違うのが、大学別の2次試験がなく一発勝負になり、そのせいもあって争いが熾烈を極めています。日本のセンター試験受験者数の18倍以上、約980万人が受験し、受験生は朝の5時半から夜10時まで勉強漬け、ということも珍しくないそうです。また、予備校もなく、浪人するということが社会的に認められていないため、プレッシャーがかかりやすく、ストレスを抱えた受験生が自殺することが絶えないそうです。

なぜこれほどまでに中国の受験戦争は熾烈かというと、中国はきわめて学歴社会であるためです。大企業へ入れるのは一部の上位大学出身者のみで、将来の生活に受験が直結しているのです。 日本も多少は学歴社会である側面もありますが、中国に比べれば大したことはないというのが実情のようです。 中国ほど人口が多いと、社会を一番簡単に上手くまわせる方法が一発勝負で決まる学歴社会ということなのでしょうか。 


[韓国]
お隣の国、韓国も中国と同様で受験戦い争は非常に熾烈なようです。理由も中国と同じで、「名門大学に入る=人生の勝ち組」という考え方が根強く、また大学進学率も80%と非常に高いためです。韓国では財閥の力が強く、そこへ入るためには名門大学に入学するしかないのでしょう。。。


いかがでしたでしょうか??  日本の大学受験も十分シビアだと感じますが、もっと厳しい国はたくさんあるんですね! こうしてみると日本に生まれてよかったなと思わずにはいられないです。

ヨーロッパ諸国の入試制度も気になるところですが、今回はここまでにとどめておくことにします。 情報を仕入れ次第更新していきたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね!!

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